GWレポ②調布でファイト編
こんばんは。コモです。
前回の続きで、調布へ移動してこちらのレッスンです。
2019年4月27日(土)
Group Fight60
メガロス調布
天野 陽司コーチ
調布の天野さん。優しい雰囲気、分かりやすい指示、美しいフォーム、そして歌。
全てが魅力的なコーチです。
そんな天野さんですが、3年いた調布店を去り、5月から立川店勤務に。つまり今回がラストレッスンです。
異動先が近場で通える範囲な上に、調布の会員でもないのですが…朝の時点で立川のスケジュールに名前がなかった(あるいは見落とした)ので、しばらくレッスンやらないのかも?と思って参加しちゃいました。まぁ完全に早合点だったんですが。立川では月曜のファイトを担当されます。
ラストレッスンということで、レッスン30分前からスタジオ前に既に人が(調布ファイトは整理券がないのでスタジオ前に直に並びます)。
20分前にまた来たらもうかなりの人が並んでいて、天野さんの人気ぶりを改めて感じます。
あやふやシーズンリスト
01.[WARM-UP] Pon De Replay / Rihanna(OCT09)
02.[BOX] Girlfriend / Avril Lavigne(OCT09)
03.[MUAY THAI] Laser Light / Latin Lover(FALL07)
04.[KICKS] Let’s All Chant / Michael Zager(FALL07)
05.[FIGHT] Livin’ On A Prayer / Bon Jovi(OCT09)
06.[SUPER BOX] ???→《5/13追記》We Got The Beat / The Go-Go’s(OCT10)
07.[FIGHT] Fire / Scooter(FALL07)
08.[MUAY THAI] Gangsta’s Paradise / Coolio(SPRING08)
09.[CONDITIONING]???
10.[COOL DOWN] Sober / Pink(OCT09)
見事に1ケタ揃いです。
天野さんが選んだベストアルバムだと思うとそれだけでグッときますね。
天野さんはとにかく優しくて親切。
例えばスタジオ入場後、レッスンが始まる前に初参加の方がいるかどうか確認されます。
初ファイトの方がいると、その方たちへ向けて、ものすごく丁寧にレクチャーします。パンチからキックまで、時間をかけて実演・説明をされます。
この天野さんの説明が好きなので毎回見ます。初ファイトでなくても勉強になります。天野さんのきれいなフォームも堪能できますよ。
01.[WARM-UP] Pon De Replay / Rihanna(OCT09)
クールな曲でのウォーミングアップ。型から始まります。
片手の手の平を下から上へ、逆側の手の平は上から下へ…という動きです。
天野さんの型はどれも珠玉の美しさ。この型もすさまじく格好良いです。開始早々眩暈がします。あの颯然とした動きは必見ですよ。
02.[BOX] Girlfriend / Avril Lavigne(OCT09)
ダッキングが出てきた所で天野さんが目の前にいる常連の会員さんに合図。
そして会員さんのダッキングに合わせて見事な高さの回し蹴り!
タイミングも息ピッタリです。すごいですね。
まぁ天野さんの回し蹴りは尋常じゃないぐらい高いので、たとえしゃがまなくても当たらなさそうではあります。
あと細かい話ですが、この曲に限らず、天野さんの「シザース!」の言い方が最高に爽やかなので、機会があったら聞いてみてほしいです。
04.[KICKS] Let’s All Chant / Michael Zager(FALL07)
曲が好きです。フゥフゥ!のところがテンション上がりますね。
型とストレッチが融合した動きからスタートです。
合掌からのサイドランジと、掌底からのサイドランジ。
先述の通り、天野さんの型はどれもため息が出るような美しさ。ストレッチだと言うのに、どちらも惚れ惚れするような端麗さです。
その美しさはスクワットでも発揮されます。
ラウンドハウスキックで伸ばした腕をそのままにスクワットする姿は、もう強者の風格です。ガードポジションに添える逆側の手は、拳を作らず掌底っぽく開くのがまた格好良いです。
こんなに格好良いのに歌で全部台無しになるのもまた最高ですね。
05.[FIGHT] Livin’ On A Prayer / Bon Jovi(OCT09)
サビに入る前のコンビネーションとして、
右フック→左フック→フットワーク
という動きがあります。
ここの天野さんのフットワークが超カッコいいです。本当に格好良い方はフットワークすら格好良いんです。
その後のメインのコンビネーションで「おーお!」と歌い叫ぶ天野さん。さっきの格好良さはどこに?という歌声です。たまりませんね。
06.[SUPER BOX]???
→06.[SUPER BOX] We Got The Beat / The Go-Go’s(OCT10)(5/13追記)
この曲がどうにも思い出せません。
それと言うのも天野さんが、後退する時やセットの切り替わりで「武藤敬司ー!」と例のポーズを繰り返しキメるせいで、曲やコリオが頭に残らなかったんです。
「武藤~~!」とまるでコリオ名のようにキュー出ししたり、「イェエエーイ!」と何度もノリノリで武藤ポーズをキメるその姿、とても楽しそうでした。
※5/13追記:今日天野さんのファイトに出たら同じ曲やってたのでシーズン聞きました。念願の武藤の謎が解けて良かったです。
08.[MUAY THAI] Gangsta’s Paradise / Coolio(SPRING08)
出た方は満場一致で同意してくれると思いますが、今回の一番の盛り上がり所でした。
曲が始まる前、「爪痕を残したい時に使う曲です」と言う天野さん。
3年いた店舗を去る間際になってなお、爪痕を残そうとするその姿勢…胸を打つものがあります。
その爪痕が歌であることを差し引いてもです。
1周目から「歌うにも空気がありますからね!」と盛り上げる天野さん。
そしてスタンスチェンジしてからの2周目でついに歌います。
天野さんの歌自体は普段から聞けますが、尺が長いんです。
何しろ、バックニーが終わってからの次のラウンドである、
ディセンディングエルボー→同じ腕でエルボー→逆側の手でクロス(全部スローで)
このラウンド中、ほぼコリオを放棄して丸々歌ってるのだからそれはもう強烈です。
爪痕と言うより天野さんからの最後の贈り物ですね。
原曲はシリアスなのに、天野さんの歌唱力のせいでその面影はもはや影も形もありません(褒めてる)
原曲を聴いてもどこを歌っていたのかすぐに分からなかったほどです(褒めてる)
3:25~3:50辺りだと思います。多分。
そんな天野さんですが、胸に手を当てて熱唱する姿は、敬虔ささえ感じさせる美しさがあるのだから不思議です。
そしてそんなラストリサイタルを前にして反応は様々。
待ってましたとばかりに盛り上げる人、笑っちゃう人、ポカンとする人。まさに強烈な爪痕を残していきます。さすがですね。
歌こそアレですが、動きはめっちゃ格好良かったです。
綺麗なジャンプニーとか、キレのあるエルボーとか、もうたまりません。
それと、曲が終わった後スタジオを皆でぐるぐる回るのですが、「これがやりたかった!」と皆にハイタッチする天野さんがただただ粋でした。
10.[COOL DOWN] Sober / Pink(OCT09)
曲が本当にカッコいい!感極まりそうなぐらいです。
そして何より型が格好良いんです。そこに天野さんときたらもう最強ですよ。
天野さんの型がきれい型がきれいと繰り返してますが、この曲こそ天野さんの型の最高峰だと思っています。
①左右に下段払い
②腕を前でクロスしてからAフレーム
③ゆっくりサイドランジしながら、片手の手の平を下から上へ、逆側の手の平は上から下へ
これがメインの型になります。そしてどの動きも颯然とこなす天野さん。
①では風を切るような切れ味が、②では腕の力の込め具合と、それを支える体幹の力強さが、③では滑らかに流れるような動きが…それぞれが息を呑む美しさです。
動作の一つ一つを終えるごとに、ピタッと動きを止めるのがまたたまりません。動と静の見事なコントラスト。これはもう必見中の必見ですよ。
普段にこやかな天野さんの笑みのない真剣な表情とか、いつもスタジオ中に目線を走らせている天野さんが唯一、一点だけ見据えて揺らがなかったりとか、もう見どころ目白押しですね。
かくして天野さんのラストレッスンは終了。
最後に挨拶する天野さんですが、話している内に感極まりそうになると「やめましょう!」と笑ってあっさり打ち切るのが天野さんらしいですね。
異動先が立川という近場なので、また近い内に参加できればと思います。